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35歳以上の男性はレース前に健診を マラソン
05/19 23:08
2006年に米国でフルマラソンに参加した人は44万人。レース中または直後に死亡した人はわずか6人。マラソンで死亡する割合は非常に低い。だが、事前に自分の健康をチェックしておくことは決して無駄ではない。
6人の死亡者は全員男性で3人は40代前半、残りは53、56、60歳だった。ミネソタ州のツインシティーズ・マラソンの医療責任者を務めるビル・ロバーツ医師は「女性はほとんど心配ない。危険なのは35歳以上の男性」という。
同医師がロンドン、ツインシティー、海兵隊の3マラソンを分析した結果、参加者8万人中、心臓発作を起こした例は1件だけだった。
しかし、あるマラソン専門家は「死亡率が低いのは参加者が増えているから。軽視すべきではない」と警告している。
実際、米国のマラソン参加者は00年に30万人だったが、05年には38万2000人と、増え続けている。
ロバーツ医師は主治医がマラソン出場を保証してもストレス検査は受けるべきだと助言する。それで少なくとも参加すべきかどうかは判定できるという。
一般的に高血圧や糖尿病、高脂血症である人、突然の運動機能低下、原因不明の胸部、腕の痛みなどの経験のある人はやめたほうがよい。練習やレースの前の健康診断はさぼらないほうがよい。(オハイオ州シンシナティ ジョン・エラルディ)