私が目指しているもの 1

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 私が目指すのは、「最高のおもてなし」です。

 運動や身体やトレーニングは、あくまでその実現化への為の一つの技術であり方法です。


 ジムは簡単にいうと場所貸しです。一般的なトレーニングやレッスンで、運動を通じての健康の向上はありますが、「おもてなし」という感覚を持っているフィットネスジムはほとんどないと思います。

 それがお客さまが求めているかは分かりませんし、業界としては不要なのかもしれません。

 でもそれが私の目指しているものです。
 
 
 
 トレーナーはトレーニングを指導できますが、お客さまの求めているものを感じ取れない人が多いように感じます。

 お客さまはとにかくトレーニングしたい方や、痩せたい方、運動を通じて色々な可能性を探りたい方、病後の回復に向けてのトレーニングを求めている方など様々な方がいらっしゃいます。

 ところがトレーナーやフィットネスジムは、ワッセワッセととにかくやりたい方に指導をする事しか見ていないのが多いです。
 
 
 
 ある程度の指導技術や知識があれば、お客様がけがをするのは事故を除いては少ないはずですが、トレーナーを雇ってもそのようなことの発生をかなり見受けます。

 これはお客さまを自分と同じ状況でしか考えられないのか、はたまた稼げるうちに稼ぎたいというトレーナーの気持ちから来ているのか、どちらにせよプロとしてあまり良い事ではないでしょう。
 
 
 
 お医者さまであれば年間1000万くらいは稼げると思います。お医者さまの状況は以前より厳しいですが、そうはいっても低額ではありません。

 トレーナーがどの程度稼げるかですが、1日6セッションくらいで休みを入れて月に150セッション(これはかなり厳しい数値です)。1セッション5000円とすると手取りは60万程度になります。年間で720万程度です。

 でも実際にはこんなにセッションは入らないので、売れっ子になれないと全然厳しいです。稼げる期間は20年もないです。そのため家庭を持った男性が続けるのは難しいです。

 法的には自営業の扱いになり、税金、健康保健、事故に備えての保険など色々経費が掛かります。
 
 
 単価も安いというか高いというか、難しいところです。お客さまとしては1時間で5000円だと高いと感じる方もおられるでしょう。
 
 
 
 このような身体に関わる仕事は新しい発見が毎年あるので、それを吸収していかないとついていけませんが、その知識を得るにも時間と費用がかかります。

 安定した良い仕事をお客さまに提供するには引き出しが多くないと対応できませんし、気持ちの余裕が無いと難しいです。

 その為には長い経験とそれに伴う知識が必要ですが、長くこの仕事を継続する方法が無いという、矛盾した事になっています。
 
 
 
 技術的に「この人すごいなあ」と私が思う方はおられますが、そういう方は逆にパーソナルトレーナーの域にはいないように思います。例えば何らかの民間療法施設をお持ちだったり、何らかの団体の仕事をされている方が多いです。その上でトレーナーとして指導しているように見受けられます。

 そのような経営の才がある方は良いのですが、技術職としてそういう事が出来なかったり難しく感じるトレーナーの方が多いでしょう。やはり専門職というのは経営には向いていない様です。
 
 
 
 そのような状況でトレーナー自身が「お客さまの身になっておもてなしをします」とはなかなか考えられないと思います。中にはそういうところが見える人もいますが、そういう人は私は好きです。
 

このブログ記事について

このページは、hisaが2008年2月26日 23:30に書いたブログ記事です。

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