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香辛料にメタボ改善効果 ハウス食品と京大が研究
05/21 22:19
ハウス食品は河田照雄・京大大学院農学研究科教授との共同研究により、香辛料の一種であるフェヌグリークの苦みを抑えたものが、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の改善効果を持つことを確認した。
フェヌグリークはインドや中近東で広く栽培されているマメ科の植物。カレー粉などに使われる一方、苦みが強く、食材としての応用範囲が狭いのが難点。共同研究では、苦味成分のサポニンを酵素で分解し、苦味を抑えたフェヌグリークを2%含む高脂肪食をマウスに摂取させ、35日間飼育。空腹時の血糖値と血中中性脂肪値が、未摂取の場合に比べ低下したことを確認した。
同社は今回の研究結果について、「食事療法によるメタボの予防・改善への応用が期待できる」としている。