メタボ脱出のメシの食い方(日刊ゲンダイ)

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メタボ脱出のメシの食い方(日刊ゲンダイ)

 夏になるとたるんだ腹が自分でも気になるし、ちょっと暑いとやたらに汗をかく。ウエストも85センチをオーバーし、立派なメタボおやじだ。どうしたら摂取カロリーを減らせるか。東京女子医大の栗原毅教授が「メタボから脱出するメシの食い方」を伝授——。

●自分の好物から食べる

「好物のおかずを最後まで取っておく人がいますが、むしろ最初に食べてください。好きなものだと、満腹でもついつい残さず食べてしまい、食べ過ぎになりがちです。次に食べるのは野菜。ここらで満腹感が出てきますから、ごはんを食べ過ぎることがありません」

 子供の“ばっか食い”が問題になっているけれど、オトーサンのばっか食いは肥満防止につながる。

●かんでる時は箸を置く

 早食いは血糖値を急上昇させ、吸収率も高める。また、脳の満腹中枢が追いつかないため、どうしても食べ過ぎてしまう。

「ゆっくり食べるコツは、かんでいるときに箸を置くことです。これでかむ回数が増え、満腹中枢もきちんと働いてくれます。まあ、ひと口30回くらいはかみたいですね。ゆっくり食べる目安は、食事にいままでの1.5倍の時間をかけることでしょうか」

●丼物より定食

「丼物はかき込むので、どうしても早食いになってしまいます。その点、あれこれつつく定食はゆっくりした食事になります」

 天丼はどんぶりを抱えて、次々と口の中に詰め込むことになるが、天ぷら定食ならエビの天ぷらを天つゆにつけてちょっとかじり、次にごはんをひとくち。続いて、シシトウの天ぷら、小鉢のおひたしと手間がかかる。この手間がいいのだ。

●G■値の低い主食

「G■値というのは食べた炭水化物(糖質)がエネルギーに変換される速さを示したもので、この値が高い食品は血糖値が上昇し、結果として内臓脂肪を増やします。主食でGI値が高いのはフランスパン、食パン、精白米で、低いのは玄米や生ソバ。夕食に炭水化物をとらないという食事もおすすめです。昼間は頭を使ったり体を動かしたりしますから、炭水化物が必要ですが、夜はさほどのエネルギーは必要ありません。夕食にごはん、パン、イモ類などを食べないというのもメタボ対策です」

●酒のツマミはオサカナスキヤネ

「オは最後に飲むとしてお茶、サは魚、カは海藻、ナは納豆、スはお酢、キはキノコ、ヤは野菜、ネはネギです。この8品で栄養のバランスは取れています。飲むときのつまみに、ワカメやモズクの酢の物、シイタケやシメジが入った野菜の煮物、魚の塩焼きや刺し身があれば、この3メニューで5品目クリア。ネギと納豆は朝食の味噌汁などで取れるでしょう。オサカナスキヤネの8品目を毎日欠かさず食べることで、メタボ防止はバッチリです」


[日刊ゲンダイ:2007年06月09日 10時19分]

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