<参照>
熟年パワー席巻…ローズ健在、清原、田中幸も現役続行(夕刊フジ)
メジャー本塁打記録を更新したジャイアンツのバリー・ボンズ外野手(43)に負けず、日本でも39歳のオリックス・ローズ、38歳の楽天・山崎武がアーチ合戦を展開。40歳のオリックス・清原、日本ハム・田中幸が来季の現役続行を明かすなど熟年パワーが席巻。この風潮にオリックス・コリンズ監督が興味深い分析をしている。(夕刊フジ編集委員・高塚広司)
コリンズ監督はパイレーツ時代(86〜92年)にボンズのコーチ兼専属打撃投手を務めた経験がある。「ボンズは文句を言いながらもオフもトレーニングに励んでいた。その結果、90年に初めてMVPに輝いた」
ヤル気と鍛錬次第では40歳以上でも一流プレーヤーとしてやれる−がコリンズ監督の持論だ。
「尊敬する王監督は通算868号の日本記録を持っているが、今の時代にプレーしていればメジャーでも800号は記録できたと思う。王さんも『われわれの時代とは食生活も違うし、科学的にウエートトレを行うなどして選手生命が飛躍的に延びている。ある意味ではうらやましい』と話していたが同意見だ。左ヒザを手術したキヨ(清原)に現役続行を勧めたのも、しっかり治療すればやれると思うからだ」
清原は来季の再起に向けリハビリ中。また今季2000安打をマークした日本ハム・田中幸も「同年のキヨが頑張っているんだから、ボクも現役を続行したい」と意欲をみせている。
「イチロー、松坂と超一流プレーヤーがメジャーに流出してベテランの活躍の場が広がったという環境の変化も幸いしているが、彼らのワザを見るのも楽しい」とは球界関係者。
ファンは熟年パワーを堪能できそうだ。
[産経新聞社:2007年08月28日 17時25分]
http://newsflash.nifty.com/news/tu/tu__fuji_320070828009.htm