中国産ステロイド大量押収 五輪控えた中国、米に協力

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中国産ステロイド大量押収 五輪控えた中国、米に協力

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年9月25日】

 【ワシントン24日共同】米司法省麻薬取締局(DEA)は24日、筋肉増強効果があるアナボリックステロイドの密造や密売などに関与したとして米国人ら124人を逮捕、中国産の粉末ステロイド242キロや現金650万ドル(約7億5000万円)などを押収したと発表した。米史上最も大掛かりなステロイド捜査は、北京五輪を来夏に控えた中国当局の協力を得て実ったという。

 DEAなどによると、密造ステロイドに関する捜査を2005年末に始めた米当局は中国当局に対し、米国などに密輸していた業者の情報を提供、協力を促した。この結果、カナダやメキシコ、ドイツ、タイ、オーストラリアなどでも非合法ステロイドを押収。タンディDEA局長は、中国当局の協力を得て密造業者から各国の密売人まで「国際的な密売ネットワークを暴いた」と、成果を強調した。

 ステロイドはスポーツ界などで使われ、米大リーグの通算本塁打記録を塗り替えたジャイアンツのボンズ外野手も使用疑惑が取りざたされた。

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