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女性の腹囲は80センチを基準に メタボ診断で、東北大発表
記事:共同通信社
提供:共同通信社
【2007年10月19日】
東北大大学院薬学研究科の今井潤(いまい・ゆたか)教授らのグループは18日、メタボリック症候群の診断基準になっているウエストサイズ(腹囲)について「男性87センチ、女性80センチが適切な基準値」と発表した。
厚生労働省は腹囲が男性85センチ以上、女性90センチ以上で、さらに高脂血、高血圧、高血糖の2つ以上に当てはまるかどうかを基準としている。女性の腹囲を男性よりも大きく設定していることには、異論も出ていた。研究グループは「女性の腹囲は引き下げが必要ではないか」と指摘。25日から沖縄県で開かれる日本高血圧学会で発表する予定。
研究グループは、2000-06年にかけて、岩手県花巻市大迫町の男女約400人(平均63歳)に健康診断を実施。血圧などの健診データを分析し、メタボリック症候群に該当する人を見つける上での最適な腹囲の値を導き出した。
現行の診断基準は、日本高血圧学会などが作成、05年に発表した。その後、国際糖尿病連盟が「男性90センチ、女性80センチ」を発表するなど諸説出ている。