香港と深圳(シンセン)1

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 香港と深圳は一回しか行った事が無い。

 香港はイギリス領だったが私が行ったのはそれ以降だ。深圳に用事があっての事だったが香港に降りた。深圳便はほとんどないし、当時は成田からは直航が無かったように覚えている。
 香港に着くと深圳はすぐだ。このときはドラゴンエアーだ。


 香港便は変な時間に食事が出る。時たまそれ便だけがそうだったのかは、一回しか乗った事が無いから分からない。

 通常、水平飛行になるとドリンクサービスが出て引き続き食事が出る。
 私は直前迄仕事をしていていつもギリギリに成田に入るから、食事を摂る時間がない。
 変な時間に摂って機内食が楽しめないのもつまらない。
 機内食はおいしくはないが、酒が呑み放題だし(これは非常に有効だ)、その国ごとの変わったものが食べれて面白い。
 変わったワインやビールも最高に楽しめる。おいしいかどうかは別だ。氷が入ったビールなども乙である。


 いつもの通りで機内食のタイミングを考えているし、食事を取る間がないから大抵空腹で飛行機に乗る。時たま乗る直前にビールを引っ掛ける事はある。

 離陸後のある程度の上昇が終わるとコンピュータが使えるようになる。仕事が残っているからマックを開いて書き物をする事が多い。

 英語でアナウンスが入るが仕事をしているとほとんど聞かない。
 中国語はまったく分からないから何を言っているのか分からない。多分食事の事も言っているのだろうが分からない。
 いつもの具合で食事が出ると考えているからなおさらだ。

 書き物をしていても気持ちはビールと食事に移行する。腹が減っているのはまぎれもない事実だ。

 ところが全然なのである。1時間経ても、2時間経ても、食事が出ない。

 廻りの中国人の人たちはすごい勢いで何か喋っているし大声で笑っている。すごいエネルギーだ。「食事はいつだ?」とは聞くに聞きにくいくらいだ。こっちが貧乏そうだ。

 5時間から6時間の飛行のうち、前半の3時間が過ぎても食事の音沙汰がない。そのうちマックのバッテリーが切れるので仕事も終わる。

 水を持ってきていないから喉が渇くし仕事はできない。荷物も前部持ち込みで済むように軽くする為に、本などは無いから読むものも無い。機内の雑誌は中国語しかない。写真は分かるが意味は分からない。真剣に読めば分かるが頭を雑誌の為に使いたくない。日本語もあるのかもしれないが探したり聞くのも面倒だ。

 食事は無いのだろうとあきらめると同時に、ドラゴンにはもう乗らないと決意して、しょうがなくふて寝する。


 寝入る頃に食事のサービスが始まる。

 続く。

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このページは、hisaが2007年10月25日 01:00に書いたブログ記事です。

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