<<参照 紙面より>>
シロアリ腸内細菌のゲノム解読=バイオ燃料開発へ応用期待−理研
2008年4月1日(火)10時47分配信 時事通信
シロアリの腸内には十数種の原生生物と数百種の細菌が共生し、栄養が少ない木を食べて生きていると考えられるが、理化学研究所の研究チームが1日までに、この細菌の1種の全遺伝情報(ゲノム)を世界で初めて完全に解読し、アミノ酸やビタミン類を合成していることを明らかにした。論文は米科学アカデミー紀要の電子版に掲載される。
シロアリが高い効率で木を分解する仕組みの解明が進めば、木材や食料にできないバイオマスをバイオ燃料に変える技術開発に役立つという。