今、教師に売れてる『体育の教科書』って

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[ 2008年04月24日 10時00分 ]   エキサイト  


 小学校体育のコツとポイントを解説した『体育の教科書』(編・監修:下山真二/山と溪谷社)

新入学のこの時期、新一年生や社会人一年生を見かける季節によく思うことがある。それは子供のころ、「なぜもっと○○しなかったのか」ということ。○○には勉強、運動、努力といった今さらながらの言葉が入るのだけれど。

そんなこの時期とても気になる本を見つけた。
『体育の教科書』(山と溪谷社 税込1890円)。サブタイトルには“日本ではじめて”の文字が踊っている。

今時の子供は体格はよくはなっているものの、かつての子供に比べて体力が低下していると言われて久しい。外遊びの機会が減り、体を動かす遊びや、体育の授業が苦手になって悩んでいる小学生やその親御さんたちに向けて、小学校体育のコツとポイントを教える1冊なのだ。
監修は「スーパーとびなわ」「鉄棒くるりんベルト」などの体育教具を開発したことでも知られる教師歴27年の現役小学校教師、下山真二さん。

「今までにも教師向けの体育の副読本はありましたが、生徒向けのいわゆる教科書というのはないと聞いています。また、従来出版されていたものは一般向けに“さかあがり”ができるとか、“かけっこ”が早くなるといった、断片的なものでした。今回、学習指導要綱を中心に全体をまとめたところに新しさがあると思っています」と山と溪谷社の神谷さん。

実はこの本、今、教師たちの間でバカ売れなのだという。

「紀伊國屋本店の教育コーナーで、3月上旬から教師向けのフェアをやっているのですが、そこで予想以上に売れています。先生個人で買われる方が多いようです。今後は、図書館などにも営業をかけるので、学校で購入されるところも増えてくるのでは? と思っています」と山と溪谷社の神谷さん。

やや、なんと。
運動が苦手なのは今時の子供ではなく実は大人だったりして……。

低学年から高学年までの小学校の学習指導要領にのっとった35種の運動が収録されている『体育の教科書』。目次を見ると「かけっこ」、「のぼりぼう」、「うんてい」、「フラフープ」、「さかあがり」、「にじゅうとび」、「ひらおよび」などなど。
例えば、「かけっこ」ではすぐに走る時の手足の動かし方を教えるのではなく、手や足のふり方がイメージできる大また歩きから始めたり、「さかあがり」も鉄棒を使わずにマットの上で棒や傘を利用するなど、こんな方法あったのかと「へぇ」の連発。
さらに各運動には一つの動きを別の言葉に置き換えてアドバイスできる、子供にかける「魔法のひとこと」が添えられている。

「体育にも、コツとテクニックがあります。基本的には、運動神経とか根性とか、そんなものはあまり関係がないのです。教え方の問題で、何かができなかったとして、そんなことで、体を動かすことが嫌いになってしまったら、それはとても残念なことです。体育ができる=体を動かすことが好きになる……そんなキモチでこの本を作りました」と神谷さん。

確かに。今やメタボ街道まっしぐらの私も子供の頃にこの本があったなら、もう少し体を動かすことが好きになっていたかもしれません。
(こや)

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091208516192.html

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