理論的にトレーニング行うには、トレーニングに起因するものと、周辺環境に起因するものとに分け、それぞれを理論的に詰めていくべきでしょう。
・トレーニングに起因するもの
1、目的は何なのか。
2、そのために正しい方法を選んでいるか。
3、プログラムの組み方に問題は無いか。
4、トレーニングは適格なフォームで行っているか。
5、同じ種目でも働きかける部位は正しいか。 ターゲットに当たっているか。
6、アイソレート種目は、きちんとそうされているか。
・周辺環境
ア、既往症
イ、骨格や筋などの身体的なもの
ウ、トレーニングの間隔は適切か。
エ、栄養面は増減含め問題ないか。
オ、精神的な条件は満ち足りているか。
カ、そのような点を本人が明確に理解しているか。
キ、トレーニングへのサポート体制はしっかり確立されているか(トレーナーなどの専門家)
ク、家族の理解は有るか。
このような面が重要になってくるでしょう。
トレーニングに起因するものは、大きなところから纏めて細部を詰めるべきものでしょう。森を見てからそれぞれの木を見ます。
逆にすると本質が見えなくなります。
対して周辺環境はそれが症状として現れやすいものですから、こっちは逆に末端から見ていく事が私は多いです。
トレーニングが正しいかどうかは、結果を伴って初めて分かるものです。結果が思う様にいかないのはどこかが間違っているのです。
きちんとしたトレーニングをするには、その前の分析に1ヶ月くらいかかるものですが、そのように問題点を明確に見つめて組み立てられたプログラムを稼働させると、1ヶ月も有ると十分に見えてきます。
前述の「早い時期に理想に近づくべき」というのは2ヶ月も有ると、表れてきます。
そうならないのは、理論的に原因が追及されていない為です。
結果を伴わなくても
「一生懸命して頑張っているのだから、結果が出ていなくても問題無いと思う」
「まだ半年と期間が短いから、信じて続ければどうにかなる」
となると、理論的に解決できなくなります。
結果を出す為にトレーニングをするのであって、現状維持であれば何もしなくても良いのです。
自分を正当化する為に後から理由を付けるのは間違っています。
逆に言うと、困っている選手が居るとして、お金をもらったトレーナーが何一つ身体面を向上が出来ないとなると、クビになります。
それを自分自身の建てたプログラムで行えているかどうかなのです。