トレーニングは、
・トレーニング単体で完結するもの
と
・競技技術と併せた複合的(総合的)なトレーニング
に分かれると思う。
今回はフィジカル面での比較的絞った話しである。
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・トレーニング単体で完結するもの
というと何か難しく聞こえるが、分かりやすく言うと「筋トレ」の類いである。
これらはトレーニングそのもので完結するものとして今回は分類したい。
これらには
・筋肥大トレーニング
・筋持久トレーニング
・心肺機能トレーニング
のような基礎トレーニングから、
・全身統合トレーニング(クイッククリーンなどで爆発的なに出力を計る)
・クイックネス・アンド・アジリティトレーニング(敏捷性トレーニング)
・プライオメトリクストレーニング(瞬発力トレーニング)
・バランストレーニング
・最大酸素摂取量向上トレーニング
のような、前段階の基礎トレーニングをして身体をある程度作ってから進める発展トレーニングに分かれる。
高校生として考えると、1〜2年生のうちは頑丈な身体を作りたいので基礎的なトレーニングを中心に行い、ある程度身体が出来てきてから発展型のトレーニングに移るとなる。
これは高度なトレーニング(発展トレーニング)になるほど身体への負荷が強いためで、身体が出来ていないうちに高度なトレーニングを行うと怪我や故障に繋がるからである。
大学に進学したり社会人として競技に加わるのであれば、そこでレベルが上がるので、体力レベルがそれに合致しない場合はもう一度基礎トレーニングを行い、基礎的な身体能力の向上を図るとなる。
やがて競技に必要な体力が付いてくると、トレーニングより競技練習が多くなる。
しかし筋力が衰えてくると怪我に繋がる場合も有る為に基礎的な体力の維持の為のトレーニングをしたり、競技上不足している問題が身体面に有ればそれを改善する為にトレーニングを行ったりする。
しかしこの辺りまでは、トレーニング単体として行える範囲として考えられる。
おおよそこの範囲までは、競技特性による違いは有るが、どの競技を通じても応用の効くトレーニングであろう。