1、自分のトレーニングは好きにすべき
「このトレーニングに付いて評価してください。改善点について教えてください」
というような問い合わせを受ける事がありますが、目的値や現在までの数値変化がないものもあり、それですと評価も改善点もないとなります。
自分の好きなものを好きにする事は全然問題がないものです。
それに他人の評価を求めるから矛盾が生じるのです。
そんなものは気にする必要がないのです。
2、明確にトレーニングを進めたいのなら、目標値が必要
明確にトレーニングを進めたいのなら、「こうなりたい」と言う目標値が必要です。
なぜならば、その目標に対して実行したトレーニングの成果が評価の基準だからです。
「目的は、東京から大阪に行くことですが、今日は名古屋に到達しました」
となれば 60% を超えた程度の達成となりますが、
「どこに行きたいか分からないけど、名古屋まで来ました。これは何 % 達成ですか?」
というのは質問にならないのです。
そのためまずはそこを最初に決める必要が有るでしょう。
具体的には、
「プロ野球選手になりたいから、今年中にここまで達成したい」とか
「今年の競技シーズンでこの記録を出さないと次ぎに行けない」とか
「3ヶ月後に水着を着るから、それが似合う身体になりたい」
等です。
これは長期目標であったり、中期、短期だったりしますが、都度明確な方が良いです。
そしてその達成度を計画的に測り、トレーニングプログラムを更新します。
3、トレーニングの効率を追求したい場合、その求める効率が何なのかを考える必要が有る
プロの場合はかかる経費よりも時間が大事ですが、それがすべての人に同じかと言うとそうではありません。
あなたの目標を実現するにあたり、
「なるべくお金をかけないで達成したい」とか、
「お金に糸目を付けず半年以内でどうにかしたい」とか、
「なるべく楽してどうにかしたい」
などの条件が出てきます。
それらを明確にしないと、効率そのものがありえません。
目標は高く条件は緩くとなると達成が難しかったりします。
4、プロと同じ取り組み方は必要ない
一番重要なのはここです。
プロのトレーナーはお客さま(クライアント)に対して結果を出さないとならないのでこのような事が厳しくなりますが、すべての人が同じに組み立てて実行しないとならないという事は有りません。
プロの行うトレーニングには明確な目標や予算が有り、その達成の為に行うものです。
これは対象者がアマチュアの方でも同じです。
しかしトレーニングといえども、趣味性で行うトレーニングもあります。
そう言うものは、自分の興味の有るものを、自分のペースでやりたい様にやるのでも良いのです。
それはプロの言うトレーニングとは違っているものなので、それを同じ評価軸でプロの判断をもらおうとする事に矛盾が有るのです。
そんな事は考えないで好きにやるので良いです。
日本人はプロと同じ事をする事が良いと考えたり、最初から効率を追求したりしますが、そんな事は必要有りません。
難しく考えないで興味のあるところから進めて良いものです。
やり続けているうちに漠然としながら自分の目標が出てきたり、
「これは面白いから、もうちょっと効果的になる様に勉強してみたい」
となってくるもので良いのです。
そうなってから勉強するもので良いものなのです。