初心者のレジスタンストレーニング 21、スクワットで良くある勘違い

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 脚が太くなるから深くしゃがまない

 こういわれるのは比較的女性の方に多いのですが、浅いほど前腿が太くなります。
 また、奇麗なヒップラインを作るには、しっかりとしゃがむ必要が有ります。
 
 
 
 腰が怖いから上体を前傾させない

 これはデッドリフトのところで説明した様に、腰のアーチの問題です。前傾角度の問題では有りません。
 
 
 
 膝が怖いから深くしゃがまない

 膝や周辺部位に何らかの障害が有る場合は別として、フルスクワット(大腿骨が水平)の位置まではほぼ問題は無いと考えられています。
  
 
 
 疲れるからスクワットではなくてレッグプレスをしている

 スクワットはクローズキネティック(過重動作。体重がかかる事)、レッグプレスはオープンキネティック(非荷重動作)に分けられます。

 前者は動作に体重が乗る事で負荷が高まります。また実際のスポーツ等では体重は掛かっている動作がほとんどです。

 後者は体重がかからないため、体幹を支える必要がないので楽なのですが、反面実際の動作に直結する形で体幹が鍛えられません。また、その分負荷を増やす必要があります。

 まずは軽い重量からきちんとしたスクワットを行い、負荷に耐えられる様にして行きましょう。



http://hisajp.info/2008/12/post_155.html


http://hisajp.info/2008/12/post_156.html

コメント(3)

hisaさん。こんばんは。
昨日は遅くまでありがとうございました。

今日は仕事が昼間だけだったので、ここを読んで、スクワットやランジの動画いろいろ見てました。

わたしのフォームは、思いっきり悪い例にそっくりです。
とにかく腰に負担がかかるから上体を前傾させてはいけないと説明しなさいと習い、
上体を起こしたまま、しゃがむときにおへそを後ろに10センチぐらい押す感じ、
なのでこの悪い例の図よりも大腿が床と平行になり、
ちょうどイスに浅く腰掛けて、そのイスを抜いた感じです。
体重は思いっきりかかとにかかり、つま先が浮く感じです。

ステーショナリーランジも、前足と後ろ足の真ん中に体重をかけて、
上体を前傾させずに行うよう指導しなさいと習い、そのように説明していました。

情報が古いのでしょうか、
スタジオの◎◎パンプというレッスンを以前担当していたのですが、
いまだに上体を床と垂直にしておくのが良しとされている感じです。
ちなみに、このレッスンをするときに、
「体重をやや後ろに乗せて、後ろのあしのケツに効かせましょう。」と説明してました。
以後、ずっと自分もそのフォームでやってました。
しかし正しくなかったようですね。


で、今日は、↓これをやってから、
http://www.interq.or.jp/capricorn/budofsys/kintore/f-hl1.html

今までよりも少し重心を前に移してスクワットやってみました。
上体を少し前傾させて、ケツ筋がしっかり伸びるまで下ろし、
下ろしたところで一旦ケツにグッと力を入れて、それから起き上がってみました。

今日はフォームを確認するために自重でやりました。
明日は午前も午後もレッスンなので、
あさってウェイトを使ってスクワットやります。

また時間のあるときにhisaさんのブログ散策します。

 celica さん、コメントありがとうございます。

 この場合、次元の違う二つの問題があると思います。

1、会社の方針としてそのようなスクワットを教えるとなっているのだとしたらそれを勝手に変更するのは契約違反となる(のかな?)。

2、プログラムの設計時に、今指導しているような基本形が、何らかの事情で会社で作られたとしたら、その理由が分からないと安全性の確保が出来ない。

 という2点です。

 1の点はここでは分からないので置いておきます。

 2ですが、レジスタンストレーニングとしてスクワットをきちんとケツに効かせるには前傾が必要ですが、それを集団指導で正しく教えられるかというと、ちょっと難しいかもしれません。

 きちんとしたスクワットの指導は1対1でやっても30分くらいかかるものなので、全体でわーっとやると受講者の実技が指導できないため、正しい指導はほぼ難しいでしょう。

 そのような状況であれば「多少間違っていても安全な方を取る」という方法もあります。
 それで「必要な人はパーソナルを受けるなりしてください」とすることも方法でしょう。

 エアロという種目は私は専門外ですが、その中で使用する姿勢としては、背中が垂直に立っている方が良いはずなので、そのような競技の特異性に合わせるのだとしたら、ストレングス(筋肉)系のトレーナーの考えるスクワットとは姿勢が異なる方が正しいとなります。

hisaさん。ありがとうございます。

今日は夜のレッスン後にスクワットやりました。
10キロシャフトだけで、鏡と「にらめっこ」です。
気を付けたのは、

1.先にデッドリフト。
2.上体を前傾させ、つま先のあたりに向けてバーを下ろす。
3.下ろしたときに止まってケツに力を入れる。
4.上がりきるときに骨盤を後傾。
これぐらいです。

何となくケツに効かせるコツは分かったと思います。
しかし前傾させるとこんなに「裏側」に効くものなのだと実感できて、
うれしくて感激したような、
今までずっと大腿ばかり使うスクワットをしてて損してたのが悔しいような。

今日の感想としては、
慣れていないせいか(あるいはアーチが強いのか)
背中(骨盤のあたりから肩甲骨の下あたり)にまで刺激を感じます。
ケツに効いている感じはするのですが、ハムに効く前に四頭筋が電池切れな感じです。


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わたしは基本的にメンバーさんの体に触ることはできません。
スタジオ内を徘徊して「膝をロックしないでね、そうそう。」と声をかけるのが、
わたしが指導として行って良いギリギリのラインぐらいで、
たぶん事故が起きるまではレッスンの進行が優先になってしまいます。
メンバーの体力レベルとか、
体力に対してどれぐらいのウェイトを使っていて本人はどのように感じるのかとか、
「なんとなく」しか把握できません。
それですから無難な方法で指導しなさいということなのかもしれません。


今はバーベルを使うレッスンは手放しました。
50分のエアロのレッスンをした10分後に60分のバーベル系という職務内容だったのですが、正直きつかったので(苦笑)。


わたしは楽しく動いてもらうことを第一に考えてきたのですが、
「安全な動き方を見せる」ということについて、もう少し考えてみたいです。


ある方向に片寄った長年のクセはなかなか抜けなさそうですが、
意識的にリセットします、ぽちっと。


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このページは、hisaが2008年12月 3日 14:16に書いたブログ記事です。

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