「有酸素運動は筋肉を減らす」というのはすべてに該当するのではない

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 色々シリーズで書きたい事があるのですが、内容が纏まっていない事や踏ん切りが着かない事もあって、バラバラと脈絡なくコラム的に書いています。


 男性のビルディングは簡単に言うと増やしていく事でバランスが取れます。
 それが増えなくなる部位がその人の弱いところで、人により脚だったり腕だったり肩だったりします。

 肥大が進めば頭打ちになるので徐々に難しくなりますが、これをそれ以上の増量するにはどうすれば良いかという事で、ピンポイントにアイソレートで行ったり、フォーストレップやピラミッドなどで頑張る訳です。

 増量のような見えやすい方向に行くのは分かりやすいです。本人も目標を立て頑張りやすいです。


 では減量の場合どうなのかというと、脂を減らすだけの減量と、その先をいくボディデザインとでは、難しさが全く異なると思っています。

 通常減量は体脂肪の減量を行います。
 健康上問題があるような肥満は大抵体脂肪率が高いのでその減量となりますが、どちらかというとこの場合は身体組成全体の減量となります。


 「筋が減るのは良くない」のような話しをいわゆる「ダイエッター」の方はいわれるのですが、それだと良いボディデザインにはならない場合が多いです。

 この「筋が減るのは良くない」の話しは、例えば食事を制限された状態で病気でベッドレストしていたり(橙部の骨折などで歩けない場合)、BMI18 を切ってさらに減量したいというような病的といえる減量時には当てはまります。

 そう言う状態であれば、歩く程度でも筋量は維持されます。


 「有酸素運動は筋肉を減らす」
というのは、数時間有酸素強度の運動を連続して行うような場合には、
「酸素を行き渡りやすい様に筋肉を細くし、活動に順応する」
反応の結果現れる症状です。


 ベッドレストのようなほぼまったく活動の無い状態と、マラソン選手のような強度で長時間に渡る活動状態は別な訳で、それを一緒くたにして「有酸素運動は筋肉を減らす」というのはすべてに該当するのではないです。

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このページは、hisaが2009年3月 4日 14:49に書いたブログ記事です。

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