前回の
http://hisajp.info/2009/03/post_209.html
で書いた、
> 数年前に
> 「どうやら人により +-20% 程度の代謝の幅がある様だ」
>というのが分かって来た様です。
というものだが、これが厳密には分かっていない。
今まで基礎代謝は、
・年代別にグルーピングでき、若い人ほど高い(30歳くらいまでは高く、その後なだらかに下がり、後期高齢者は若年層の半分ほどになる)
・除脂肪組織は高く、脂肪は低い(体脂肪率が高いと、同じ体重でも基礎代謝は下がる)
・体重体組織が多いと比例して増えるが、率はほぼ同じ
・多少の差はある
の様に考えられていた(厳密には違うと思うが概要は大体合っていると思う)。
もし +- 20% の幅があるとすると、多少の差ではなく大きな差と言った方が良い。
私はこれは大人になったときの褐色脂肪(BAT)の残っている量に因るものが多いのではないかと思っている。
また、この BAT の発熱のメカニズムは、食事誘発性体熱生産(DIT)とも関係があるのではないかと思っている。
しかし分からない。私が勝手にそう思っているだけだ。
しかしもしそうだとしたら、褐色脂肪を体内で増殖できたりすると
「何も苦労しないで、楽に痩せられる」
となるのかもしれない。なんとなく喜しくなる。
食事誘発性体熱生産(DIT)は、
「食事の総カロリーとタンパク質割合に比例して上がる」
となっているのだが、私はどうもそれだけではない様に感じている。
同じ食事をしても、一人で暑がって汗をかいている人を、誰もが知り合いや友達に一人くらいはいると思う。
熱があったり寝不足だったりするとそう言う症状が出やすいが、このような人は食事をするときは大抵いつもそうしている。
私の中では、どうにも
>「食事の総カロリーとタンパク質割合に比例して上がる」
だけではない様に思っているのはその為だ。
ついでに書くと、こういう類いの人はちょっと動いただけで汗でびっしょりになったりして、真冬でも湯気が上がったりしている。
調子に乗ってもうちょっと書くと、ほとんどが男性で肥っていて色黒だ。ディフォルトで BMI が 30 くらいある熊みたいな人が多い。
だからもしこれが合っているとすると、
「無駄な発熱をしている人は、何もしないでも痩せる」
とはならないのかもしれない。
いや、体脂肪率は低いかもしれない。
体脂肪率では痩せている(のかもしれない)。
色黒で筋骨粒々でガタイが良くて熊みたいなだけだ。
細くて華奢じゃないだけだ。
女性の理想とは離れるかもしれない、、、。
ぬか喜びさせて申し訳ない。