同じ身長で男女の筋肉量を計算してみると
前表と同じ割合で、同じ身長で筋肉量を計算してみると次の様になります。
168cm で計算してみましょう。
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男性
身長 168cm
体重 65.9kg
平均 BMI 23.34
骨格筋量(45%) 29.7kg
体脂肪(20%) 13.2kg
臓器骨格(35%) 23 kg
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女性
身長 168cm
体重 62.8kg
平均 BMI 22.26
骨格筋量(35%) 21.98kg
体脂肪(25%) 15.7kg
臓器骨格(40%) 25.12 kg
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これらで同じ身長としても、体重と骨格筋量を比較すると
男性
体重 65.9kg
骨格筋量 29.7kg
女性
体重 62.8kg
骨格筋量 21.98kg
となり、これらにより同じ身長の女性は男性と較べ、
・平均体重が 3.1kg 少ない(95%)
・平均的な骨格筋は 7.7kg 少ない(74%)
となります。
同じ体重の男女で骨格筋量を計算してみると
前表と同じ割合で、同じ体重の男女で骨格筋量を計算してみると次の様になります。
65.9kg で計算してみましょう。
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男性
身長 168cm
体重 65.9kg
平均 BMI 23.34
骨格筋量(45%) 29.7kg
体脂肪(20%) 13.2kg
臓器骨格(35%) 23 kg
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女性
身長 172cm
体重 65.9kg
平均 BMI 22.26
骨格筋量(35%) 23.07kg
体脂肪(25%) 16.48kg
臓器骨格(40%) 26.35 kg
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これらで同じ体重 65.9kg としても、身長と骨格筋量を比較すると
男性
身長 168cm
骨格筋量 29.7kg
女性
身長 172cm
骨格筋量 23.07kg
となり、これらにより同じ体重の女性は男性と較べ、
・平均身長は 4cm 高い(102.4%)
・平均的な骨格筋は 6.63kg 少ない(77%)
となります。
同じ身長で計算したときと、ほぼ変わらない数字です。
男女が同じ骨格筋量になるには、女性はどのくらいの体格が必要か
前表と同じ割合で、同じ筋肉量になる様に計算してみると次の様になります。
骨格筋量 29.7kg で計算してみましょう。
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男性
身長 168cm
体重 65.9kg
平均 BMI 23.34
骨格筋量(45%) 29.7kg
体脂肪(20%) 13.2kg
臓器骨格(35%) 23 kg
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女性
身長 195cm
体重 84.9kg
平均 BMI 22.26
骨格筋量(35%) 29.7kg
体脂肪(25%) 21.2kg
臓器骨格(40%) 33.9 kg
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これらで同じ骨格筋量 29.7kg としても、身長と体重を比較すると
男性
身長 168cm
体重 65.9kg
女性
身長 195cm
体重 84.9kg
となり、これらにより同じ骨格筋量の女性は男性と較べ、
・身長は 27cm 高い必要がある(116.1%)
・体重は 19kg 多い必要がある(113%)
となります。
同じ骨格筋量にすると、このくらいの身体が必要となります。
ただし、骨格筋量が同じとなっても、体重は比例して同じ割合で増えるので、余計な負担も増えます。
そのため、体組成としてだけ考えてみた場合、女性が男性と同じだけの行動能力を持つには、もう少し身体が大きくないとならないとなります。
同じ行動能力の計算は可能なのか?
この計算は難しいです。
19kg の重りを持って同じ行動能力は計算が出来るのかと言うと、負担率などが様々に増える為、「計算できない」と言う方が正しいと思います。
これらは、筋肉と他組織を較べただけのもので、運動神経や特定の活動への慣れは含めていません。
そのためこれらは「男女の能力の差」と言う比較ではありません。
ただし、単純に身体面から見た場合は、このような違いがあるという例に使えると言えます。