常識というのは、比較的使われやすい言葉の様に感じるが、そもそも常識の定義とは何なのだと思う。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E8%AD%98
私は「そんなの常識でしょう」という言葉は今まで一度も言った事がない。
常識というのは人それぞれ違うと思っているし、自分の常識と思っている事が他の方にも常識として通じるのかが不安で、これは子供の頃からそうだったが今もそうだ。
「そんなの常識でしょう」と言える方はすごいと思う。
以前、私の仲良しだった女の人は、感情的になると「そんなの常識でしょう」と良く言っていた。実は私の別れた奥さんだ。
私は「世の中に常識などない。それはあなたの常識であって、自分の信じたい事を常識と転嫁しているだけだ」と言って、良く喧嘩になっていた。
これは常識という言葉を使って、自分の考えを相手に押し付けているだけだから、合意を得ないのは当然だろう。
常識の違いというのは、知らない世界に行くとすごく感じる事が出来て、とても楽しい。
・北枕
・箸は横に向けて置く
・ソバは音を立てて吸う
・焼き肉はタン塩から
・一口も食べずにいきなり醤油をかける
というようなものから、命に危険を及ぼすような事柄まであるが、常識というのは
「その人の於かれている世界(= 過去に経験した事のある範囲)によって異なる」
ものだと思う。というか、明らかにそうだと思う。
常識の違いを楽しいと思えると、常識が広がるのだと思う。