2008年4月15日(火)21時33分配信 時事通信
男性の金融証券トレーダーが朝、男性ホルモンと呼ばれるテストステロンの体内濃度が高いと、午後の取引で利益を上げる可能性が高くなると、英ケンブリッジ大の研究チームが15日、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。ロンドン金融街シティのトレーダー17人を調べた。一方、ストレスを反映するホルモンであるコルチゾールの濃度は、取引の損失ではなく、取引上のリスクや市場の値動きの不安定さに応じて高まるという。
研究チームによると、テストステロンは自信を強め、リスクを冒しても構わない気分にさせる。取引で利益を上げると体内濃度が高まり、さらに積極的になる「正のフィードバック」が起こる。コルチゾールは反対に、リスクに対して尻込みさせ、取引を消極的にさせる負のフィードバックを起こす。
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/jiji-15X743/1.htm