6月6日18時35分配信 毎日新聞
エベレスト登頂から帰国し、会見で記者の質問に答える三浦雄一郎さん(右)と息子の豪太さん=東京都渋谷区で2008年6月6日午後2時31分、三浦博之撮影
70代に入って2度目の世界最高峰のエベレスト(中国名チョモランマ、標高8848メートル)登頂に成功したプロスキーヤー、三浦雄一郎さん(75)が6日に帰国、東京都内で会見した。
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三浦さんは先月26日、史上2番目の高齢となる75歳7カ月でチョモランマの頂上に達した。「抜けるような青空で、宇宙にも手が届きそうだった」と三浦さん。「地球の温暖化というより高温化で、7000メートル以上の場所でも晴れると50度ぐらいになる。(逆に)ふぶくと体感温度はマイナス50度ぐらい」と過酷な環境を振り返った。また、同行しながら途中で重度の高山病「高所脳浮腫」にかかり、登頂を断念した次男、豪太さん(38)が無事に帰国できたことを、「登頂成功よりうれしかった」と話した。
当初は中国(チベット)側から登る予定だったが、チベット情勢悪化の影響で、ネパール側からのルートに変更した。三浦さんは「ネパール側の急斜面は75歳だから登れた」とし、「80歳でチベット側からチョモランマに登りたい」と新たな目標を掲げた。【鈴木英世】
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最終更新:6月6日18時40分
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