クーリングとアイシングの方法

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 運動後に上手にクーリングを行うと回復を早める事ができます。また怪我の予防にも役立ちます。特に夏場は熱に因る影響が強いので上手に活用してください。

 一般的に、クーリングとは「整理体操」と思われていますが、それは運動直後の「有酸素運動」の事を示します。

 本当の意味でのクーリングとは、「絶対的な体温を下げる事」を意味します。

 クーリングを上手に使う事で夏バテも防ぎ易いですし、効果的な競技練習やトレーニングに繋がると思われます。
 
 
 
 流れとして書きます。

1、メイン運動が終わる。


2、心拍数を下げる為、また乳酸除去の為、5分程度以下のランやバイクなどで軽度なエアロビクスを行う。目安としては心拍数が 80〜100 程度に下がるまでで良い。
(減量以外ではこのタイミングで運動直後の糖質(0.7g/kg)とタンパク質(その1/3)を摂取すると良い。心拍数が低下したら摂取します)。


3、プールに入る。冷シャワーを浴びるなどで全身の粗熱を取る。
 これは泳ぐのではなく、冷やすのが目的である。冷たい水にどっぷり浸かる感じをイメージする。
 運動選手の場合は、2を飛ばして3を行い、簡易な水中ウォーキングなどを5分程度するのも良い。
(何らかの目的により本格的に泳ぐ場合は、運動直後の糖質とタンパク質を摂取は泳いだ後になる。摂取量は同様)。


4、静的なストレッチ。
(減量ではこの辺りで糖質とタンパク質を摂取すると良い。30分後程度を目安とする。摂取量は基本的に同様とし、減量の具合により低減する)。


5、必要に因りアイシングを行う。


備考:
ジムではシャワーの後に再度着替えてストレッチをするのが難しい場合もあるので、そのような場合は「3、プールに入る。冷シャワーを浴びるなどで全身の粗熱を取る」と「4、静的なストレッチ」を逆にしても問題ないと思われる。


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アイシングの方法

1、肌に凍傷などの影響を与えにくい氷温(-0'c)の氷を使いたいので製氷機の氷が良い。家庭の冷蔵庫の氷(-18'c)の場合は一度水に浸すと良い。


2、小さい部位の場合は氷を一つ持ち、腱や筋膜に沿って(筋肉の縦の流れ)氷を当てる様にすると良い。


3、大きな部位の場合は氷をビニールの袋に入れ、アイシングする部位に当てる。冷たすぎる場合はタオルで巻くと良い。その上から簡単に縛って手で保持しなくても落ちない様にしても良いが、その場合は冷たくなりすぎない様に注意を払う必要がある。


4、紙コップに水を入れて凍らせておいて、その開口部から剥く様に紙コップを切ると保持する手はあまり冷たくなくて持ちやすい。


5、運動前にアイシングをする方法もある。
 
 
 
http://www.jiss.naash.go.jp/column/ikagaku_13.html
http://www.jcoa.gr.jp/sports/h15/contents/jsh36.html
http://www5d.biglobe.ne.jp/~mzcn/physical-c1.html


参考
熱中症
http://hisajp.info/2008/07/post_18.html

このブログ記事について

このページは、hisaが2008年8月 9日 17:30に書いたブログ記事です。

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