2008年10月29日(水)9時41分配信 日刊スポーツ
佐倉アスリート?楽部の小出義雄代表(69)は28日夜に、中国・昆明の合宿から帰国した。成田空港で報道陣に囲まれると「彼女は(自分の元にいれば)40歳までできた。次の(ロンドン五輪の)金メダルを取る力があった。もったいないよ」と愛弟子の突然の引退を惜しんだ。この日、中国時間の午前8時半に高橋から直接電話で連絡を受けた。「けじめをつけたい」との報告され「なんだよ、びっくりしたよ」と答えたという。
引退会見で高橋が「完全燃焼した」と話したことを聞くと、「(練習の)やり方が分からないままの完全燃焼でしょ」と残念がった。05年に高橋が独立してからも、米ボルダー合宿などで会うたびに「練習を教えてやるよ。戻ってこいよ」と話していたという。「1人でやるしかないから夢中になって故障しちゃう。本当にかわいそう」。一方で「でもね彼女も子どもじゃない」とも話した。
今後に関しては電話で「マラソンをやりたい人はたくさんいるけど、やり方が分からない。世界の子どもの夢をはぐくまなきゃ」と本人に諭したという。そして「これがQちゃんと僕のスタートだったんだから」と高橋が弟子入りしてきた当時のことを思い出していた。【今井恵太】
http://news.nifty.com/cs/sports/athleticdetail/nikkansp-p-sp-tp0-081029-0002/1.htm