インナーマッスルとは、外部から直接見えない筋肉の事を指します。
随意筋(自分で動かせる筋肉の事。スポーツで使う筋肉は随意筋です)は大まかに言うと、外側にあるアウターマッスルと、内側に存在するインナーマッスルに分けられます。
アウターマッスルは主に力を出す事に使われますが、それでけではなく、例えば腹直筋はアウターマッスルですが、それが弱くなると骨盤の前傾を引き起こし、姿勢が悪くなる場合も有ります。
インナーマッスルは、いくつかの部位に分けて考えると整理がつきやすいでしょう。
1、肩関節の筋肉(ローテーターカフ)
2、脊柱起立筋などの姿勢保持の筋肉
3、腸腰筋のような腿を上げる筋肉
4、ヒラメ筋のような下肢の筋肉
5、横隔膜
上記の様に姿勢の保持は、様々な筋が連動して行っている事なので、
「インナーマッスルを鍛えると、姿勢が良くなる」
「インナーマッスルを鍛えると、遅筋が増え、寝ている間も体脂肪を燃焼しやすくなる」
のようなものはあまり正確な言い方ではなく、一つの面だけを取り上げた説明でしょう。