体力は、
「行動的体力」
と
「防衛的体力」
の二つの面から成り立ちます。
前者が「運動能力」を指し、後者は「風邪をひかない」というような病気になりにくい体力の事を指します。
運動選手の場合は、行動体力が高くても風邪を引きやすい人もいたりします。
これは運動そのもののストレスや、運動選手として継続していく事の精神的ストレスなどから、防衛体力が弱っているのかもしれません。
また、オーバーワーク等が原因の事も考えられます。
一般の方の場合は、人によってはタバコを吸っていて酒を飲んでいても、健康診断で常に良い人もおられます。
しかし、運動能力的には運動選手より低い事が多いです。
通常の生活が問題ない範囲であれば、運動能力の不足によって問題が生じる事はあまりないでしょうが、「高齢になって身体が動かない」というのは避けたいものです。
これら両方のタイプの体力がバランス良く備わっている事が重要でしょう。