17トレーニングプログラムの組み立て方17 指標となるもの4 尿や便

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4、尿や便


 尿は医療機関での尿検査で使われるとともに、運動中では水分摂取量などの目安になります。
 
 便は便検査がありますが、通常それは章句品衛生法に関わるところが多く、運動ではあまり関係のないものです。
 運動では栄養状態や繊維質の過不足、健康状態のチェックに役立ちます。

 水分量が不足したり、外地での試合などで急に食事内容を変えたりすると、いつもと同じパフォーマンスがでない事がありますので、充分に注意をしてください。
 また、トレーニング時ではその効果が十分に出る様に、食事内容を正しくする様にしてください。
 
 
 
尿

尿検査

 尿糖、尿タンパク、ケトン体等の検査でなじみのあるものです。
 ドーピング検査でも用いられます。


血尿

 トレーニングでは血尿が出る事がありますが、それが力み過ぎでの尿道からのものなのか、それとも内臓の病気に因るのか、原因が異なる場合があります。
 この場合、医療機関に相談してください。


運動時の汗と尿の関係、熱中症

 運動で汗をたくさんかくと尿に回る分が減るので、尿の色が濃くなる傾向にあります。このような場合、「透明」〜「薄い黄色」の濃さであれば水分摂取量は足りていると考えられます。

 それよりも濃い場合は水分の摂取量が不足していると考えられますので、熱中症の予防の目的等で水分摂取を増やす事が必要でしょう。


ストレスとの関係、頻尿

 寒いところではストレスでいつもより頻尿になります。これはスキーなどで現れやすい症状です。
 また、スキーに限らず試合直前にこのようになる場合は緊張が表れているとなりますので、メンタルトレーニングを行い平常にいられる様にトレーニングすると良いでしょう。
 
 
 
便

便の量と色

 便の色と量からは食事内容が正しいかが読み取れ、繊維質、乳酸菌、PFCバランスなどの指標となります。
 試合が外地で急に食事内容を変えたりすると、いつもと同じパフォーマンスがでない事がありますので、充分に注意をしてください。

 また、トレーニング時ではその効果が十分に出る様に、食事内容を正しくする様にしてください。

食べ過ぎ

 通常食べ過ぎると下痢になります。
 このような場合は、運動量に対して摂取量が過大でないか確認してください。
 また、脂質の割合を極端に増やすとそれも下痢に繋がります。


減量時の便秘

 減量は自己で選択して行う事が多いので、栄養不足についてはここでは関与しないとします。
 減量時には食べる量が不足するため、繊維質も同じ割合で減る傾向にあります。

 便の量は繊維質の量でほぼ決まるので、便がでない場合は繊維質の摂取量を確認してください。

 また、話しが変わりますが、便秘の定義は明確でなく「2日間便通がない場合に3日目から投薬する」「3日間便通がない場合に4日目から投薬する」ように医療機関でも対応が異なっています。


下痢と低体温症

 比較的ですが、低温症のときは下痢になる事が多いので、自分の体調と較べながら服装の調整をしましょう。
 体温が上がらないとパフォーマンスが下がりますし、健康状態にも影響を与えます。
 
 
 


 屁は、食べ過ぎや冷えで増える傾向があります。
 またタンパク質が過多の場合、繊維質が少ない場合、乳酸菌が少ない場合などは臭くなるので、そのような際は食べる物を見直してください。



http://hisajp.info/2009/01/post_188.html


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このページは、hisaが2009年1月12日 15:02に書いたブログ記事です。

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