トレーニングプログラムの組み立て方16 指標となるもの3 体温に関するものと発汗、体格

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3、体温に関するものと発汗、体格

 体温は一般的には健康状態の確認によく使われるとともに、運動やトレーニングの指標にもなります。
 また、体温が上がることにより発汗が生じるため、脱水の予防等の目安にもなります。

 運動やトレーニング、あるいはシェイプアップで参考となる例を記します。

ウォーミングアップ

 ウォーミングアップは、事前に体温上げることやそれに伴い血量を増やし、運動に適した状態に身体を持っていく事が目的です。

 筋肉が運動をする事で発熱しそれが身体全体に伝わりますが、寒い冬の方が時間がかかります。

 また、ウォーミングアップに時間がかかりすぎると、それだけで疲労してしまう事もあるので、効率よいウォーミングアップが理想です。
 そのため状況に応じて着衣の調整をする必要があるでしょう。
 
 
 
低体温症

 寒いときは、体温が充分に温まらないと、低体温症に至る事も考えられます。そこまで至らなくても、運動やトレーニングが上手く進まない事もありますので、適切な服装をする様にしましょう。
 
 
 
発汗や熱中症

 運動中は発熱に伴い汗が出ますが、汗による冷却が一番良いのは出たときに蒸発する状態で、あまり暑くない日に自転車に乗って適度な速度(負荷)でサイクリングしているような場合がこれに該当します。

 気温が暑い夏、室内や風がないところ、湿度が高いところなどで、汗の揮発が追いつかないと、液体となりポタポタとこぼれる様になります。
 この状態は冷却の効率が悪くなりやすく、また体内の水分の減少が速くなるのとで、やがて水分不足による熱中症に至る場合があります。

 発汗の量は、運動前後の裸体体重で計ります。
 
 
 
温暖の変化や、ゲームでの対応

 人間は生活しているところの環境に順応するので、環境の違いには耐えられますが、急激な変化には順応に時間がかかる事が多いです。
 また極端に環境が違う場合にはどうしても順応が出来ない場合があります。

 極端に寒暖の差があるところにはなかなか慣れにくいですが、特にサッカーのような野外で行う種類のゲームは、その開催国の気候の影響を受けます。

 例えば、冬の日本はたとえ近隣でも東南アジアの国々など選手には寒さが厳しく感じるでしょう。

 また、寒いところから暖かいところへ移動する場合は、寒い季節では汗腺が比較的働いていないので、暖かいところへ移ってもすぐに汗腺は開かないので汗が出にくく、熱中症になりやすいとも考えられます。

 また、暑いところでの炎天下の長距離走のような種目は、脱水等の危険が高まる事や、日焼けによる火傷に近い症状が現れる事があります。

 また水泳は国際試合では水温は決まっていますが、エアコンの関係などで多少上下する事もあります。


 このような極端な環境の違いはゲームに臨む気持ちに影響を与える場合があるので、それが自分にとって有利になるのか、その環境の変化に耐える為のトレーニングをあらかじめ行えるのか、そういう事も重要な要素になります。
 
 
 
体格の差

 寒い地域の人種は保温の為に比較的身体が大きくなり、暑い地域ではその逆になります。

 寒い地域では皮下脂肪が全身に付着、特に内臓付近(腹まわり)には内臓部分を保温する様に多くなります。

 暑い地域では内臓付近(腹まわり)の体脂肪が薄くなり、女性の場合はヒップやバストなどへ付着する割合が増えます。



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このページは、hisaが2009年1月11日 19:28に書いたブログ記事です。

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