<<参照 紙面より>>
2009年1月27日(火)13時5分配信 ロイター
[ロンドン 26日 ロイター] 高齢者は食べる量を減らすことで、記憶力を改善したりアルツハイマー病など認知症の予防や発病を遅らせたりできる可能性があるとの研究結果を、ドイツの研究チームが26日発表した。
ミュンスター大の神経学者、アグネス・フレール氏の研究チームでは、平均年齢60歳の男女50人を3つのグループに分けて実験。1つ目のグループは栄養士がついて摂取カロリーを約30%減らし、2つ目のグループは食事制限なし、3つ目のグループはオリーブ油や魚などに含まれる不飽和脂肪酸を含む食品の摂取を増やして比較した。
3つ目のグループでは特に記憶力改善が確認されなかったが、1つ目のグループでは、3カ月後に行った記憶力テストで10--20%の改善が見られた。現在、規模を拡大した実験を行っているという。
http://news.nifty.com/cs/item/detail/reuters-JAPAN-361031/1.htm