<<参照 紙面より>>
背後から右巻きのカタツムリを狙うイワサキセダカヘビ(細将貴さん提供)
2009年1月19日(月)14時55分配信 読売新聞
世の中にはなぜ、右利きの人と左利きの人がいるのだろう。しかも人種や文化、時代を問わず、右利きが約9割と多数派だ。一方、野球やボクシングなど対戦型スポーツでは、少数派のサウスポーが有利というのが定説。生物にとって、右利きと左利きはどんな意味を持つのだろうか。
日本学術振興会の細(ほそ)将貴・特別研究員(東北大学)が注目したのは、沖縄・八重山諸島に生息するカタツムリ。カタツムリは殻の巻き方が右巻きの種類が大多数だが、八重山諸島を含む東南アジアには左巻きのカタツムリが一部いることが知られている。
研究の端緒は、「沖縄にはカタツムリだけを食べる変なヘビがいる」と友人に教わったこと。細さんは八重山諸島のイワサキセダカヘビなどカタツムリ専食ヘビの骨格標本を、国内外の博物館から借りて分析した。
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/yomiuri-20090119-00532/1.htm