ナメコのみそ汁は、ぶっかけ飯や、おぢやや雑炊に合う。
ぶっかけ飯の時は出汁の効いたものの方がぐっと来る。
生卵や納豆を乗せるのも乙だ。柴漬けなどを乗せポリポリという食感を味合うのもこれまた乙だ。
この場合の吸い口は、みそ汁の味の延長でそのままで味わい、半分くらいしたところで同じ吸い口を多めに効かせるか、または薬味で七味なども良い。
おぢや(おじや)は飯をそのまま汁に入れ温めるのに対し、雑炊は飯を湯で洗ってから使う。
そのためおぢやのほうが汁が濁るし、汁っけが減りやすい。
料理屋では雑炊の方が多い。
おぢやや雑炊にする時は、みそ汁のルールからは外れて、追加でネギを入れたり、玉子を落とすのが好きだ。
汁っけが足りない時は、出汁に味噌を溶いて追加するとよろし。
玉子を入れる際は、おぢやは鍋でそのまま食べる「鍋焼き」の感覚で、一つをそのまま入れると、独り占めの満足感があり、何となく嬉しい。
雑炊は彩りをきれいにしたいので、玉子を溶いて上がりにまわし入れるようにすすとよい。こちらは小茶碗によそっていただきたい。
薬味は、七味、長ネギ、ワケギ、ゆずなどが合う。