ナメコのみそ汁が子供の頃からずうっと好きだ。
幼児の頃、変なのだが、「どこかの国ではなんとかという名前のカタツムリを食べる」という事をなぜか知っていた。エスカルゴのことだが、なぜそんな事を知っていたのかは不明だ。
ナメコはにゅるにゅるしているから、「これはカタツムリだ」と私は思っていたらしく、「カタツムリのお味噌汁を食べたい」と言っていた。
「今日のお味噌汁はカタツムリよ」と言われた覚えがある。
保育園では出なかったので笑わられなくて済んだ。よかった。
ナメコのみそ汁には、食感が似た絹豆腐が合う。
吸い口は、ネギの白いところを透き通るくらいに薄く刻んだのが、ベストに思う。ミツバも良い。
出汁はシンプルに昆布だけでも、鰹節の香りを効かせたのも、どちらも捨てがたい。
名古屋の赤出汁に小さめのナメコが入るのもよい。名古屋国際の朝食のそれが好きだ。
ナメコ雑学:
ナメコは普通のキノコで、生えている時の状態は普通のキノコと同様で、にゅるにゅるしていない(若干湿った感は強い気がする)。
パック詰めの際に洗浄するので、にゅるにゅるしてくる。
ナメコのパックに入っているのは、洗浄済みなので、そのまま使う事が出来る。
にゅるにゅるが強い時は、湯通ししたり、塩揉みしたりすると若干取れるが、全く無くなる訳でもない。
天然のものや洗浄していない状態のものは(これらはにゅるにゅるしていない)、料理の際に洗う。
標準作業過程:
1、出汁を取り、沸く手前でナメコを入れる。
2、1分程度煮る。
3、味噌を溶く。
4、さいの目に刻んだ豆腐を入れる。
5、椀によそい、吸い口を飾る。