<<参照 紙面より>>
2009年11月11日(水)15時34分配信 ロイター
11月10日、痩身イメージのフランス女性の26%が過体重。写真はパリの屋内プール。10月撮影(2009年 ロイター/Charles Platiau)
[パリ 10日 ロイター] フランス人女性は一般的にスリムなイメージを持たれるが、その4分の1は過体重であることが、10日に発表された最新の調査で分かった。
スイスの医薬品大手ロシュとフランスのマーケティング会社が実施した調査で、フランス人女性の15.1%が肥満症、さらに26%が過体重であると分類された。
男性にも同様の傾向がみられ、13.9%が肥満症、38.5%が過体重に属していた。
お菓子やチーズ、ワインなどで有名なフランスだが、そうした食生活でも特に女性は痩身を保っているというイメージを長らく持たれてきた。しかし、実際のところ、フランス人の体重は過去12年間に平均3.1キロ増加し、胴回りも4.7センチ増えたという。
調査にかかわったマリー・アリーヌ・シャルル博士は、都市型の生活様式が肥満が進んだ最大の要因だと指摘。ロイターとの電話インタビューで「肥満率は都市部で急上昇している。座りがちな仕事が多く、交通機関が発達していることから歩く機会が少ない上、食べ物もすぐに入手できる」と話した。
http://news.nifty.com/cs/item/detail/reuters-JAPAN-124069/1.htm