<<参照 紙面より>>
フランス国立保健医学研究所の研究者グループが、フレンチ・パラドックスのメカニズムを解明した。
フレンチ・パラドックスとは、赤ワインをよく飲むフランス人は、脂肪摂取量が多いにもかかわらず、動脈硬化などの心臓疾患が少ないこと。フランス食品振興会によると、赤ワインに含まれるポリフェノールが、動脈壁の細胞に一酸化窒素を作り出し、血管を拡張させる効果がある。研究者グループは、ポリフェノールが動脈を拡大させるには、エストロゲン受容体が必要であることを証明した。ポリフェノールの分子が、結合しているエストロゲン受容体アルファを通しているという。
(2010年1月28日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20100128-OYT8T00463.htm