アミノ酸はタンパク質の構成単位である。
その最小単位が1つのアミノ酸で、アミノ酸分子と呼ばれ、フリーフォームとも呼ばれる。
アミノ酸分子が2〜10繋がったのがオリゴペプチド、10〜100繋がったのがポリペプチド、100以上繋がっているのがタンパク質と呼ばれる。
また、オリゴペプチドの中の2〜3繋がったペプチドを、それぞれ、ジペプチド、トリペプチド、と呼んでいる。
タンパク質と呼ばれるものは、種々のアミノ酸が結合され、または含まれてなっている。
アミノ酸は、フリーフォームアミノ酸やまたは小さい単位のペプチドなどで、一つの種類のアミノ酸になって市販されている(ものが多い)。
また特定のアミノ酸だけを配合したものもある(例:BCAA、分岐鎖アミノ酸。バリン、ロイシン、イソロイシン)
アミノ酸は500種類くらいあると言われているが、人間を構成するものは20種類である。
アミノ酸のうち、人間が体内で合成できないものを必須アミノ酸とよび、9種類ある。
イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジンである。
これは人間が体内で合成できないので、食物から摂る必要がある。欠けると身体機能が正常でなくなる。
非必須アミノ酸は11種類と言われ、チロシン、シスチン、アスパラギン酸、アスパラギン、セリン、グルタミン酸、グルタミン、プロリン、グリシン、アラニン、アルギニンである。
これらは体内で合成できるが、グルタミンの様に積極的に摂った方が良いと言われるものもある。但しグルタミンは近頃の研究では否定的な意見もある。
小腸は単体のアミノ酸、または2〜3繋がったペプチドを吸収できる。
タンパク質の消化吸収過程では、タンパク質は高分子化合物で数百万から数万繋がっている。タンパク質は消化酵素などの働きでアミノ酸まで分解されるが、4時間程度かかると言われている。
アミノ酸はこの消化過程が無い為に、小腸に届き30分〜60分程度で吸収されると言われる。血中濃度は60分程度で上がる。
吸収速度はフリーフォームのアミノ酸より、2〜3程度繋がったペプチドで吸収した方が早いことが分かっている。
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