栄養などの説明が一通り終わったので、暫く食事について書きたいと思います。
食事は健康を支える重要な要素です。
身体活動(運動)、精神活動(勉強)、食事、睡眠をバランスよくする事でそれぞれの目的に達すると考えます。
どれかが特出していても、低いところに揃うと考えるべきでしょう。
料理はその地域の食材で発展してきました。日本では和食でベースを学んで次に発展させると良い様に思います。
ご存知の通り和食には、「五味五色五法(ごみごしきごほう)」という定式があり、
・五つの味(甘、鹹<塩辛い>、辛、苦、酸)で、
・五つの色(白、黒<紫>、黄、赤、青<緑>)の食材を使い、
・五つの料理法(蒸す、焼く、煮る、揚げる、生<お造り>)
を組み合わせて料理を作ります。詳しくはもっと続くのですが、ここは料理の勉強ではないので省きます。
現実的には「五味五色五法」の定式を常に整える事は難しいと思います。
このような場合は色の要素の「五色」を整える様にすればそれだけでかなり良くなります。バランスの良い食事は色が奇麗です。
・ご飯(白)。豆腐とネギのみそ汁(白と青、煮)。焼魚(鹹、赤、焼)。人参としめじの煮付け(甘、黄、煮)。小松菜のおひたしカラシ醤油和え(蒸、青、辛)。キュウリとワカメと生姜の酢の物(酸、青と黒<紫>、生)。ミョウガ揚げ(苦、青、揚)。なすのぬか漬け(鹹、青、生)。夏みかん(酸、黄、生)。葡萄(甘、黒、生)。(約700Kcal)
また、外国での食事でも色を整える事でバランスが良くなるなど、和食に限らず適用する方法でしょう。