競技経験を何年か積むと、筋肥大が毎年必要かと言うとそうでもありません。しかし競技技術的な問題が発見(露見)されそれの解決にはフィジカル要素の強化が必要となると、何らかのトレーニングが必要です。
また、リーグ競技では競技シーズンが長期間続き、その間は試合以外のけがはなるべく避けたい為に、強度の強いトレーニングは避ける場合も有ります。
このような考える場合でも、筋量や筋力を保つ為の最低限のトレーニングをしたり、または競技特性により身体の片側にだけ多くの負担が掛かるような競技の場合(野球のピッチングやスイング、バレーボールなど)は、左右の負担やバランスが整うようなトレーニングも必要でしょう。
また全身持久力なども落ちやすい様に思えます。
それらをトレーニングすることにより、けがの防止に繋がると考えられています。
前述した様に、ピリオド(ターム)別では基礎期がフィジカルトレーニングの時期になりますが、この時期はレジスタンストレーニングなどが増えるため、身体の使用や疲労は増えます。そのためこの時期の栄養摂取は増やす必要があります。
対して、競技練習の後期や試合期、オフ期となると、エネルギー消費は少なくなる為、食事量はそれに伴い減らす必要があります。
それぞれの時期では、前述した様に摂取カロリーと、体重当たりのタンパク質量、PFC バランスなどをベースに、運動量に応じて組み立てれば良いでしょう。
身体活動が減りエネルギー消費が減っても暫くの間は食欲は落ちませんので、食べ過ぎない様にする事が重要でしょう。体重制競技や体重がパフォーマンスに影響を与えやすいような陸上競技やサッカーのような場合はなおさら気をつける必要が有るでしょう。