初心者のレジスタンストレーニング 8、「正しいフォーム」とは何ぞや?2

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 脊柱のアーチを保つのは「腹圧」

 脊柱のアーチを保つのは、腹腔内圧を高める方法が一般的です。
 一般的には「腹圧」とよばれるものです。

 これは試しに息を止めてお腹に力を入れてもらうと分かりやすいと思います。
 この際は前面の腹だけでなく、横腹にも力を入れると良いです。

 こうすると、脊柱の前後左右への屈曲や回旋運動が制限されるのが分かると思います。
 前屈は股関節の屈曲しかできず、背骨は曲げにくくなります。

 これらにより脊柱のアーチは保たれ、脊柱の安全が保たれます。


 重い重量を扱うときは常に腹圧を入れているので、腹筋も自然と強化されます。
 また、先に腹筋のトレーニングをしない事が多いのは、腹圧が保てないと危険だからです。


 トレーニングベルトの使い方

 トレーニングベルトは腸骨(骨盤)のすぐ上に締め、腹圧を高めるとともに、腰椎の動きを制限します。
 トレーニングベルトは、マジックベルトではなく、通常のバックルのものをさらに1つきつく締めるくらいが良いです。

 トレーニングベルトをしても挙上重量は変わらないのですが、何かの際にヨロっと動いたときの安全の確保がしやすいです。
 反面、腹圧を自分で保つ努力をしなくなる事も考えられ、ベルトを使えないと不安が高まる、というような面も有ります。


 やがて腹圧を意識しなくなっても、必要なときに必要なアーチが自然と作れる様になるのが良いのかなと私は思うのですが、
「安全のため、常に入れておくべきだ」という考えもあります。

 私自身はスクワットの際はお腹の筋肉は緩んでいます。
 ただし、こうすると、脊柱起立筋群の負担が多くなるはずなので、挙上重量は下がるのかもしれません。そう言う意味では、意識してお腹での腹圧が必要なのかもしれません。
 また、このように必要の無い部位を緩めている場合は、何かの拍子でヨロっと動いたときに危険が高まる様に思います。
 そのため、慣れたところでの気の弛みをなくす様にしてください。
 
 
 
 注意すべき点

 また、注意すべき点として挙げられるものとしては、

・トレーニングの挙上中は腹圧に注意していても、ウエイトの移動や
 ラックアップなどの際は腹圧を忘れている。

という事が上げられます。

 これは、最初のうちはウエイトが比較的軽いので問題が表面化していませんが、やがて怪我や故障に繋がる事が考えられます。

 そのため、ウエイトを手にする時は、常に腹圧に注意をする様にしてください。


http://hisajp.info/2008/11/post_138.html


http://hisajp.info/2008/11/post_141.html

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このページは、hisaが2008年11月23日 23:03に書いたブログ記事です。

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