初めての本格的なレジスタンストレーニング 2、レジスタンストレーニングでしか得られないもの

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様々なトレーニングや競技が身体に与える影響


レジスタンストレーニングでしか得られないもの

 筋肉の肥大が第一に挙げられます。
それに付随して、ビルディングやシェイプアップなどのがあります。

 筋出力や筋パワーの向上としては、競技でも結果的に得られますが、費やす時間を考えると、レジスタンストレーニングで行う方が早いだろうとなります。

 骨量の増加は、ウォーキングやジョギングやステップなどでもありこの場合はどちらかと言うと下半身に影響が多く現れます。
 レジスタンストレーニングの場合は上半身のトレーニング項目も多くあるため(ベンチプレスやショルダープレスやカールなど)、上半身にもその影響が現れます。


競技が身体に与える影響
 その競技の特性や臨み方によって変わるため、全般を通して断定するのはほぼ不可能と思われます。

 健康スポーツであれば、健康の向上に役立つでしょう。
 競技スポーツであれば、競技成績の向上を目的とします。健康度を妨げて行う事もあります。

 競技の場合はこのように目的や結果で変わる範囲が多いものです。


心肺機能向上トレーニングが身体に与える影響

 例えば Vo2Max/kg の向上は理論的にはレジスタンストレーニングでも行えますが、長時間全身を使う動作があまり無いため現実的には難しいとなります。

 しかし、Vo2Max/kg を向上させるようなトレーニングは、運動強度が有酸素性運動域を越えている為に、有酸素性トレーニングではありません。

 例として挙げると、400m 走やインターバル走やエルゴメーターでのインターバル走行のような、全身を疲労困憊をさせられるものでないとなりません。

 これらは走ったり自転車を漕いだりで、見かけは有酸素性トレーニングと誤解される方もおられますが、消費エネルギーの形としてはかなり無酸素性運動に近いものです。

 そのためこれらの能力を向上させる場合は、健康度が高い人でないと出来ないトレーニングとなり、心肺機能向上トレーニングという別なものとして分けた方が良いでしょう。


 注:健康増進運動の場合、全身酸素摂取量で Vo2Max を捉える事があり、その場合、身体が大きくなると比例して向上する場合があります。
 これは競技や運動としての Vo2Max/kg とは事なります。
 Vo2Max/kgの場合は最大酸素摂取量を体重 kg で割ったものなので、最大酸素摂取量(≒ 心肺機能)が向上するか、またはそれを保ったまま体重を減らす事になります。


有酸素性トレーニングが身体に与える影響

 有酸素性トレーニングというと、ジョグやウォーキングが思いつきます。
 「誰でもいつでも簡易に行える」と言うのが最大のメリットですが、それでしか得られないものがあるのかと言うと、相当難しいです。

 減量(脂肪減量や総体重の減量などすべてを含む)は他の方法でも出来ます。
 Vo2Max/kg の向上は上記のそれでしか出来ません。

 確実に一つ言えるのは、
「身体への影響が少ないから、健康に不安のある方でも、安全に行いやすい」
と言う事です。

 これは逆から見ると
「効果が出る迄時間がかかる」
ともいえます。


 もう一つかなり限られた条件で言えるのは、
「競技レベルで行うと、それの適合して筋肉が減っていく」
と言う事です。
 
 これは競技レベルでないとあまりあり得ない話しですし、健康に貢献するかと言うと、そういう身体状況ではどちらかというと健康は害しやすくなります。
 そのためこのような特殊な条件は、競技スポーツとして考える方が良いと思います。


様々なトレーニングや競技が身体面に与える影響をどう捉えるか

 これは、「自分の好きな方法、慣れ親しんだ方法」と「身体に実際に与える影響」を分けて考えないとゴッチャになります。
 理論的なものは理論的に詰めるべきですが、そこに自己の感情が入るとそれは理論的な追求では無くなります。

 身体に与える影響は比較的分かりやすいものです。

 「酒やタバコが好きだが、度が過ぎると身体に悪いと言うのは理論的に証明されている」
というようなもので、運動やトレーニングも適切な方法を組むと良いでしょう。
 
 
 
様々なトレーニングや競技が精神面に与える影響


レジスタンストレーニングが精神面に与える影響

 レジスタンストレーニングが精神面に与える影響として、
 「気持ちの向上の割合が競技や他のトレーニングと較べ高いだろう」
と言えると思います。

 これは内分泌系(ホルモン)の分泌に影響を与えやすいトレーニング行為をとりやすいからです。
 これを偶然ではなくコントロールして作れるのが、利点と言えるでしょう。
 どちらかと言うとポジティブな面を作りやすい様に思いますが、思う様にいかないとネガティブな面が出やすいかもしれませんが、分かりません。

 精神医学会関係では両方の面をどちらも言われており、「レジスタンストレーニングを率先して勧める」というものでは無い様に感じます。


競技が精神面に与える影響

 競技では、競技として高揚があり、その興奮はトレーニングでは得られにくいものです。
しかし負けるとネガティブになったりもします。
 ただし割合としてはレジスタンストレーニングと同様に思います。


心肺機能向上トレーニングが精神面に与える影響

 これをすること自体が競技者しかおらず範囲が限定されすぎている為に、議論する必要性が薄い気がします。
 しかし達成感や頑張った感は非常に高いでしょう。
 疲れた感も比例して高くなる為、栄養や休養を含めて考える必要があると思います。

 この種のトレーニングが必要とされる競技の場合は、結果が最終的に高い場合は、次もやりたいと思うでしょう。


有酸素性トレーニングが精神面に与える影響

 「ランナーズハイ」が良く言われます。

 これは
「何十分か走ると身体が苦痛に耐える様に、脳内ホルモンが分泌され、気分が向上させられる」
の旨で言われます。
 そういう感覚を受ける事もありますが、それであれば他の運動でも同じような時間を踏めば発生するはずです。
 それであれば走る以外でも良いとなり、果たしてどうなんだろうと思う事があります。


様々なトレーニングや競技が精神面に与える影響をどう捉えるか

 どのような場合でも、身体を動かすと精神的な変化は必ずあり、そのほとんどは良い方向に働くと考えています。
 しかし、明快になっていない部分が非常に多いとも言えるでしょう。

 また、身体のとの兼ね合いもあり、「精神面は精神が及ぼす影響が高い」と思われがちですが、運動や筋肉の研究者から見ると「運動や筋肉が精神へ影響を与えている」という見方もあります。

 このような面は徐々に解明されていくのではないかと思っています。
 


http://hisajp.info/2009/04/post_189.html


http://hisajp.info/2009/04/post_250.html

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このページは、hisaが2009年4月21日 16:00に書いたブログ記事です。

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