「デザートは別腹」は実際にある

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 セロトニンホルモンは精神の安定に働き、幸福感をもたらす物質です。
 これらは神経伝達物質または脳内ホルモンと呼ばれ、セロトニン以外にも20種類ほど有るのですが、何らかの外因により刺激が加わると比較的短時間で放出され、脳に働きかける性質があります。

 セロトニンの場合は幸福を感じたときに放出されるものですが、食物としては糖質や脂質からなる食物を舌の上に載せると一気に放出され、それにより幸福感を感じます。

 女性は男性よりも血中のセロトニンが少ないために、スイーツ(デザート)の甘い物を食べるとセロトニンが放出され精神が安定します。

 洋風のスイーツは、糖質(単糖やショ糖)と脂質が多いため、この為には最も効果的な食品と言えます。
 前述した様にこれは舌の上に載せると放出される為、脳は一気に活動が落ち着くのですが、たくさん食べるほど効果があるのかどうかは分かりません。
 洋風のデザートには単体当たりのカロリーが高い物が多いため、肥満に繋がる恐れも有ります。 

 和食ではスイーツの変わりにフルーツが出る事も有りますが、フルーツは脂質が少ない為にセロトニンの放出は洋風のそれと較べると少ないでしょう。当然カロリーははこちらの方が少ないです。

 ある程度の文明国では食後のスイーツは当然の事なので、これは少量を摂って満足して終わらすのが良い様に思われます。


 この糖質や脂質をカロリーの低い代替え物質とした場合は、ホルモンの分泌は明らかに少ないという報告が有ります。
 また肥満に関しては、人工甘味料よりも砂糖の方が低かったという報告が有ります。
http://hisajp.info/2008/02/post_667.html
 
 
 
 「デザートは別腹」と言う言葉が有りますが、それは好きな食物を見かけると、食べようとして胃の中にある食物の流動させ空間を作る働きがある事が知られています。
 そのためこの言葉は実際に生理的にある現象です。

 男性はこの言葉をあまり言わないのに対して、女性は言われるのが多いのかもしれません。「これは当然の権利である」と感じさせる響きがあります。

 また、これはデザートに限らず本人の好きな物を見れば同様の働きが有る様に思われ、「デザートは別腹」というよりは「好きなものは別腹」という方が正確に近いのかもしれません。
 そのため、酒が好きな人は酒を見ると別腹が出来るのかもしれません。
 
 
 
 太るか痩せるかは、結局は摂取カロリーと消費カロリーのバランスなので、カロリーが高いものが好きな方は上記の生理現象を認識された上で気をつけてください。

 痩せたいときは「デザートは別腹」と開き直らないで、適度に摂りましょう。


http://hisajp.info/2008/09/post_63.html


http://hisajp.info/2008/09/post_66.html

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このページは、hisaが2008年9月 9日 14:16に書いたブログ記事です。

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